歩行器と車椅子で楽しむ徳島観光|家族4人の福祉タクシー旅行体験

福祉タクシーで徳島観光。一緒に出かけられた日。

体が弱くなっても、「行きたい場所に行く」という気持ちは変わらないものだと思います。

今回お手伝いさせていただいたのは、そんな想いを大切にされている 家族4人の徳島観光でした。

目次

徳島観光のきっかけ

今回の観光には、とても印象的なきっかけがありました。

ご本人とお孫さんが、一緒にお風呂に入っていたときのこと。

湯船の中でくるくると手を回し、渦を作って遊んでいたそうです。

そのとき、「鳴門には渦潮があるんだよ。」

そんな一言が、今回の徳島観光の発端でした。

何気ない日常の中の会話。

でもその一言が、家族での観光へとつながっていきました。

ご本人からの観光のご依頼

今回の観光は、ご本人からのご依頼でした。

同行されたのは

・奥様

・娘さん

・6歳のお孫さん

とても明るく、優しさと思いやりにあふれたご家族でした。

そしてご本人は、リハビリにも意欲的で「できることは自分でやりたい」

という前向きな想いを持たれていました。

普段は歩行器と車椅子を併用されています。

事前にお話を伺うと「歩行器なら30分くらい歩けます」とのことでした。

そのため今回は無理をしすぎず、それでも“できること”を大切にする観光を計画しました。

今回の観光ルートと時間

今回の徳島観光は、無理のない移動と滞在時間を意識しながら、

以下のルートで巡りました。

09:30|アオアヲ ナルト リゾート 出発(下道 約30分)

10:00|藍の館(藍染体験)

滞在:約60分 ※車椅子で体験・見学

11:15|中華そば ヤマキョウ(昼食)

滞在:約50分 ※歩行器で移動

(徳島市内へ移動:約20〜25分)

12:30|ひょうたん島クルーズ

滞在:約30分(13:00便乗船) ※車椅子で移動

13:40|阿波おどり会館

14:00〜14:50 公演鑑賞 ※バリアフリー対応施設

15:20|徳島市内 出発(下道 約40分)

16:00|アオアヲ ナルト リゾート 到着

※約6時間30分ほどの旅程

鳴門のホテルを出発

朝9時30分。

鳴門にあるアオアヲ ナルト リゾートを出発しました。

この日は空も明るく、穏やかな観光日和でした。

徳島の文化に触れる藍染体験

最初に訪れたのは藍の館。

徳島の伝統文化である藍染を体験できる施設です。

館内には藍染の歴史や作品が展示されており、見学するだけでも楽しめます。

館内の移動もあるため、ここでは 車椅子を使用。

そして今回は車椅子のまま藍染体験を行うことができました。

無理をせず、その人に合った形で文化に触れる時間です。

徳島ラーメンを囲む昼食

徳島ラーメンヤマキョウに福祉タクシーで外出

次に向かったのは北島町にある中華そば ヤマキョウ。

徳島ラーメンの人気店です。

混雑を避けるため、少し早めの時間に到着しました。

ここでは歩く距離も短いため歩行器で店内へ。

ご家族でラーメンを囲みながら、ゆっくりとした時間を過ごされていました。

自然と笑顔が生まれる食事の時間も、大切な観光の一部です。

水の上から徳島の街を眺める

昼食のあとは徳島市内へ移動。

向かったのはひょうたん島クルーズ。新町川を巡る観光船に乗船しました。

水の上から見る街の景色は、ゆったりとした時間が流れます。

ここでは 車椅子で移動しながら、無理のないペースで観光を続けました。

徳島といえば阿波おどり

ザ・阿波おどり会館
ロープウェイから徳島市内の街並み
眉山山頂

観光の最後に訪れたのは阿波おどり会館。14時からの公演を鑑賞されました。その後、余った時間で眉山ロープウェイも体験できました。

バリアフリー設備が整っている施設のため、安心して過ごせる環境です。

ここでは「ご家族でゆっくり楽しんでください」とお伝えし、私は少し離れて待機しました。

家族だけで過ごす時間も、この日の大切なひとときです。

優しいお孫さん

この日、とても印象に残っているのは6歳のお孫さんでした。

人見知りがまったくなく、途中から「手つなご!」

と声をかけてくれて、私と手をつないで観光地を歩く場面もありました。

そしてそれだけではなく、ご本人の車椅子を押すときには一緒に押すのを手伝ってくれる

とても優しい姿がありました。

小さな手で一生懸命に支えようとする姿は、とても温かく、印象的でした。

観光の最後に

すべての観光を終えたあと、ホテルへ戻る前に福祉タクシーの前で記念写真を撮らせていただきました。

観光地でも、いくつか写真を撮らせていただきました。

写真は、その日の空気や会話を思い出させてくれる大切な記録になります。

出かけることの意味

今回の観光は、お風呂の中での何気ない会話から始まりました。

「鳴門には渦潮があるんだよ。」

その一言が、家族で徳島を訪れるきっかけになりました。

無理をするのではなく、できることを大切にしながら過ごした一日。

歩行器でも、車椅子でも、その人に合った形で外に出ることで日常とは少し違う時間が生まれる

そんなことを感じた一日でした。

そして。

今回ご一緒させていただいたご家族の皆さま、大切な一日をお任せいただき、本当にありがとうございました。最高に楽しかったです!!!

皆さまのあたたかい雰囲気と、お互いを自然に支え合う姿がとても印象的で、私自身も心に残る時間となりました。

またいつか、どこかへ出かけるその時に、ご一緒できる機会があれば嬉しく思います。

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